motiyoのブログ

高知在住 大学にて研究に勤しむ、年間150本以上の映画を観て、年間150冊以上の本を読んで、年間100日くらいバイトして、1日の内の25%も寝てるバカ。

【31冊目】天野先生の「青色LEDの世界」

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どうも、大学にて半導体の研究をしているmotiyoです。

今回は近年ノーベル化学賞を受賞した天野先生の著書をご紹介します。

 

 

天野先生の「青色LEDの世界」

天野浩/福田大展

 

 

BLUE BACKS BLUE BACKSといえばわかりやすい勉強材料として学生の間では学問の入門書的な位置を維持し続けているいつもお世話になっている本ですよね?(私だけかも・・・)よく利用します。

 

ジャンルは本当に何でもあって力学や経済学、栄養学や医学。さらに学問だけではなく、単純に宇宙や家電、歴史など。BLUE BACKSが陳列している本棚を見ているだけで楽しくなります。

 

私が研究している分野が半導体ということでノーベル賞を受賞された天野先生の本を見つけて速攻借りました。

 

ちなみこの本は1年前に販売されていたそうですが、図書館では新書コーナーにありました。

 

世間で有名な本はすぐ入ってきますが、マイナーな学問系の本はホントに入荷が遅い・・・何とかしてほしいレベルです。

 

では、内容に入ります。まず初めに一言。

 

 

「この本、めっちゃわかりやすい」

このレベルにかみ砕いて書かれている本に初めて出合ったかもしれないレベルで読みやすいし、理解しやすいです。

 

最近半導体と名のつく本を読みまくっているから、やっと身についてきたからかもしれませんが…

 

 

半導体の本ということで、導入はLEDは半導体からできている。という話から入ります。もちろんここでは眠たくなるような話はほとんどなく白熱電球との違いや何で構成されているかなどの基本的な知識を知ることができます。

 

 

そして、話は青色LEDの話になります。

実はLEDには多くの光の種類がありますが、基本的には3色です。赤と緑と「青」です。

 

発見(開発)された順番は赤色、緑色、そしてかなり時間がかかって「青色」という順番で発見されました。

 

 

信号では昔白熱電球が使われていました。ぶ厚かった信号が、急に薄くなりませんでしたか?

 

それはLEDに置き換わったからです。LEDの方が白熱電球よりも熱は少ないし、消費電力も低いし、さらには寿命も長い。いいところ尽くしなんです。

 

 

青色LEDはなぜ開発するのに時間がかかったかというと、開発が難しい・・・

現在でも様々な研究はされていますが、発見された方々は本当に大発見をしたと思います。

 

本書では青色LEDの開発の仕方やかかった年月などを細かく記載されています。

 

読んでから思いましたが、本当にすごい大発見は努力のたまものです。

 

これからの研究頑張ろう。青色に光る半導体を発見した後も実用化に向けて様々な問題が残ります。

例えば光の強度や生産方法。これに何年もかかったんです。この辺からは専門的な説明が多くなりますが、この本よりもわかりやすく図式や例を挙げて書いている本を、まだ見たことがありません。

最後の方では青色に光る原理の解明後に、その技術をほかの分野に生かす方法が書かれています。

 

書き出すとキリがないのでこの辺で…